宇宙は何色 tefutefu38

日々の暮らしの中で

 安芸の宮島 厳島神社


大阪でワークショップに参加した翌日、安芸の宮島厳島神社まで
足を伸ばしました。中学生の修学旅行いらい37年ぶりです。



フェリーに乗る前からドキドキして、自分でもびっくり。
私は、実は平清盛のファンなのかしら ?などとおもいつつ
宮島に渡り船を降りると、興奮はマックスに。



中学の時は、おみやげ店にこれでもかっというくらいしゃもじ
が在ったのしか覚えていないのですが、千畳閣や狛犬厳島神社
何もかもが 自分の好みで感動しました。



ほんとに世界遺産になるだけのことはある、美しいです。
ちなみに、御祭神は宗像大社と同じ三女神です。航海と旅を守護する神様
そこから、道を守護する女神さまたちでもあります。




ところで、私はどうして 平清盛のファンで在ってはこまるのでしょう?
彼は、平安末期 武家の台頭の旗頭として上り詰め、武家政治をもたらし
新しい価値観をもたらした人、



その反面「平家であらずば人にあらず」という風潮を生むほど
暴君のイメージがあります。驕れる者は久しからず、と平家物語として
日本人の意識に浸透しています。



暴君、そう、私は自分が暴君のように思い通りに生きて周りに敵を作る
タイプで在っては困るのです。周りに調和するために、本当の自分を
コントロールして生きていかなければいけない。



そんな、思い込みを象徴として平清盛に投影していたのです。
其の裏には、私は公平で、人と調和する人。優しい人
であらねばならない、という理想の自己像があり、




皮肉なことに、そこには理想の自己像による本当の自己への
暴君のような締め付けや統制があります。




私の中の暴君を、平清盛に見ているわけです。
きっと、私が私の中の暴君に責任をとって表に出し
本当の自己として統合していかなければ、




心に押し込められた暴君のエネルギーは、世界に絶対的なカリスマ、
暴君の役割を持った人を望み、生み出すのだろう
と思いました。



私は、私の中の暴君に責任を取りたいと思います。