宇宙は何色 tefutefu38

日々の暮らしの中で

 進撃の巨人

進撃の巨人(1) (少年マガジンKC)

進撃の巨人(1) (少年マガジンKC)


今すごく話題になっているようです。先日は朝日新聞に書評が出ていました。
読んで面白かったのだけど、少しぐろいです。



いずれの時代か 人類は、人を補食する巨人から身を守る為に
高い壁をこしらえて、その中で仮の安全の暮らしをつづけていた。
そんな中 巨人は進化してきたらしく 壁をも壊す巨人が現れて・・



という内容。読み進むうちに物語は、人類対巨人という単純な物語ではない
複雑怪奇なストーリー展開になっていきます。




書評では、壁が現代の閉塞感を象徴していて・・・云々
とありました。




私も、やはり壁の有り様にたいしてイメージを刺激されたのですが
それは、時代のへいそくかんというより、人々が巨人から身を守る壁か゛
エゴによる 自己を認識する為の自己規定の壁そのもだとも読める。



登場人物のそれぞれが 人の中にある、意識思考の一つ一つの象徴だともよめ
ミクロとマクロ・個人と宇宙が相似する。
そんな感覚を覚えました。



古くて新しい、いろんな両極がいくつも重なって面白い漫画です。