進撃の巨人
- 作者: 諫山創
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2010/03/17
- メディア: コミック
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今すごく話題になっているようです。先日は朝日新聞に書評が出ていました。
読んで面白かったのだけど、少しぐろいです。
いずれの時代か 人類は、人を補食する巨人から身を守る為に
高い壁をこしらえて、その中で仮の安全の暮らしをつづけていた。
そんな中 巨人は進化してきたらしく 壁をも壊す巨人が現れて・・
という内容。読み進むうちに物語は、人類対巨人という単純な物語ではない
複雑怪奇なストーリー展開になっていきます。
書評では、壁が現代の閉塞感を象徴していて・・・云々
とありました。
私も、やはり壁の有り様にたいしてイメージを刺激されたのですが
それは、時代のへいそくかんというより、人々が巨人から身を守る壁か゛
エゴによる 自己を認識する為の自己規定の壁そのもだとも読める。
登場人物のそれぞれが 人の中にある、意識思考の一つ一つの象徴だともよめ
ミクロとマクロ・個人と宇宙が相似する。
そんな感覚を覚えました。
古くて新しい、いろんな両極がいくつも重なって面白い漫画です。