宇宙は何色 tefutefu38

日々の暮らしの中で

 子供の意識

夜行観覧車 (双葉文庫)

夜行観覧車 (双葉文庫)


今日、テレビドラマの夜行観覧車がある日ですね。
キャストが面白そうだったので 初回をみました。


前評判で犯人をしっていたのですが、ドラマでは、女優さんの
演じる犯人が、主人公の家族のカバーをする「とてもいい人」で



えっ、この人が犯人?どんな秘密があって 殺人してしまうの
と とても気になり 次の日に文庫本を買って 一気読みしました。




小説の方は まあこんな感じかな という感じだったのですが、
自分でなにがそんなに引っかかったのだろう と読んだ後
気になりました。



どうやら「いい人は不幸にはならない」「なったら困る」という
私の子供の意識に、見事に反応して 一気読みにつながったようです。 




このような子供の意識によるイメージは、人それぞれにあって
様々な縛りや要求のパターンを人に課します。




その根本には「完璧な親・パートナー」何より「完璧な自分」
などという「理想」「こうあるべき」の発想があります。



例としては、ヒーラーは病気しない・したら格好わるい・・苦笑
ヒーラーは何でも知っていて解決できる・・・(ありえないです)
お母さんは常に子供の事を優先。一人の人間であってはいけない 等等



ヒーラーやお母さんの部分を先生とか〇〇さんとか 名称を変えてみて見ると、
子供の意識によるイメージ的前提がわかりやすいかとおもいます。
そして、子供の意識はその前提を実は一番厳しく自分に課しています。




なので、自分の子供の意識に気がつく事は
自分がどのようにして 無意識下で世界に自分の幻想を投影し、




自分のものの見方から反応しているのか、自分自身をコントロールしているのか
それを他者にも強いているのかを探るのにとてもいいツールだといえます。




そういえば、夜行観覧車の登場人物もそれぞれが、「理想」や「こうあるべき」
にいようとして 固執するところから他者を傷つける結果になったり、
居れないところからほころびていく様子がかかれているようにかんじます。