鹿の王
- 作者: 上橋菜穂子
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/角川書店
- 発売日: 2014/09/24
- メディア: 単行本
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- 作者: 上橋菜穂子
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/角川書店
- 発売日: 2014/09/24
- メディア: 単行本
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上橋菜穂子さんのアンデルセン文学賞受賞後の第一作。
相変わらず達者で骨太な構成。続きがありそうな予感。
上下巻を何日かに分けて読んだのですが、読んでる間に
三峯神社(眷属・狼)と鹿島神宮(御使い・鹿)にお参りしたので
神話の世界と物語の世界観がシンクロして、狼や飛鹿
トナカイといった動物たちの息づかいが妙にリアルでした。
神社にお参りすると決めると、
自然に意識層が共鳴してつながるようで
そこの眷属や御使いが意識にあらわれるようです。
(気付く気付かないに関わらずどなたでも)
私は、鹿と狼はシンボルとして相性?がいいのか
感じますが、龍や天狗様は全然です。
龍神様を御まつりしている神社にいくときは、
家族で喧嘩したり、忘れ物をしたりと出かけるのに手間取るので、
そういう事で感じているのかもしれません。
それに天狗や龍が像を結んで意識にあらわれても
ちょっと困ります・・怖そうですもん。
鹿の王は、そんな第四レベル・アストラル界の出来事が
「裏がえる」という表現で物語の要に使われいる本でした。
下巻の副題 還っていくもの にエリンとは違う結末を
みたいなと思います。