骸骨を乞う
- 作者: 雪乃紗衣,由羅カイリ
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2012/03/27
- メディア: 単行本
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骸骨を乞う の意味は 自らを骸骨にたとえ ささげた身を貰い受ける意から
辞職をねがいでること
らしいです。角川ビーンズ文庫の彩雲国物語シリーズが全22刊で終わり
その最後の物語として のエピソード集です。
本編が終了して寂しく思っていたとこにこの本が出たので、すぐ買ったのですが
最後の物語だと思うとなかなか読めなくて 今になりました。
- 作者: 雪乃紗衣,由羅カイリ
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2003/10
- メディア: 文庫
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彩雲国物語を初めて知ったのは、NHKのアニメでした。
夜遅い時間にたまたまみつけ「なんでこんな時間にNHKで アニメやってるの??」
とみているうちに、その不思議な世界観にはまってしまい、毎週見るようになり
主人公の紅秀麗の元気な活躍と周りを固めるユニークなキャラクター
そして、仙人の力が微妙にはたらきつつ動いていく物語の世界のストーリイに
魅了されて ビーンズ文庫を買い、 あげくに漫画も買うというはまりようでした
この骸骨を乞うは 本編の元気のいい独特の語り口から トーンをかえて
本編では描かれなかった登場人物の最後の様子などが
静かな筆致でえがかれています。
その中には紅秀麗の 元気一杯のお嬢さんから成長した 慈愛にあふれた后妃
としての様子が描かれている章もあります。
秀麗のいちファンとしては 元気一杯の秀麗の物語をまだまだ読みたかったので
少し寂しい気もするのですが これもありかなとおもいました。
まさに 骸骨を乞う で、終わりの物語にふさわしいのかもしれません。