ノア約束の船
ブラック・スワンの監督が旧約聖書創世記で有名な
あのノアの方舟を映画化、ということで
元クリスチャンの私は、今だったらどんな感想持つのかしら?
グッドタイミング??!!とおもいつつ、見てきました。
主演はラッセル・クロウ ハリーポッターのハーマイオニー役の
エマ・ワトソンやアンソニー・ホーキンスも出ています。
画面がとてもスペクタル。きれいでした。
子供の頃に聞いた「神が光りあれ」とはじめに言いという、
創世記の下りのシーンや洪水のシーンなど全然違和感がなく、
このお話を知っている人々の共通意識のイメージを美しく
映像化するのに成功しているのだと感じました。
個人的には、アダムたちを助けようと天からきた光の存在が地球に
捉えられゴーレムのような姿で番人となるとこや、彼らが光に還る
シーンが、とても美しく感動しました。
もう一つ、堕ちた人間の代表としてカインの末裔であるカイン
が登場するのですが、
彼が、「神は私達を締め出し食べ物を探し生きていく苦労を与えた。
だから、私は欲しい物を奪う。それが人間だ」意訳
といいます。子供の時は、カインの末裔の話に、あーだから世界は
こんなにひどいとこなんだ。どうしてくれるんだ。みたいな
自分が人間であることの罪悪感もつと同時にその被害者として
話を聞いていたのですが
パスワークを学び、自分に正直になった今 彼のこの神への恨み事や
気持がとても良く解り、そう。それが人間なんだ。と深く共鳴しました。
うんうん。それが人間。私にもある。ある。と 笑
このカインの末裔の質を人間が持つことが、神の計画の中に
元からあったのだろうと、今思えます。