好きなものは好き その3
自分は、〇〇に (愛に) 値しない。
という場所が、本当の自分をみつける手がかりの場所だと
前回書きましたが、もう一つ 解り易い手がかりになるものがあります。
それは、あなたの感情をいらだたせる人やその行動です。
もし、苛立つ人は居ない・という方は、かなり真実の自分から、
本当のあなたの感情から遠く、自分に無理させている可能性があります。
感情のいらだちを感じる・嫌いな人は、
大抵、自分がしない事をさらっとやって居るように見える場合です。
その下には、「私はそんな事はしないわ」という気持ちがあるのですが、
でも、本当にそうでしょうか。実は、理想の自己像のために
「そんな人間にはならないわ」と、厳しい矯正を自分に果たしている
場合があるのです。そして、矯正した事を忘れています。
無意識下に沈んだ、矯正のきつさと、本当は自由に動きたいエネルギーの苛立ちを
行なえる人に対して、投影している可能性があるのです。
もし自分が誰かを、責めたり嫌いだと思っていたら、その人の何が
嫌いなのかを、はっきりさせ、それが、何故嫌だと感じるのかを観察していくと
自分が、自分に矯正・強制している力や価値観が見えてきます。
そうやって、見えてきたものを、本当にそうなのか?と一つ一つ丁寧に
点検していく事によって、理想の自己像を強制する前の、
ありのままの本当の自分の気持ちやニーズが見えてきます。
見えて来たらしめたもの。あなたをギュツと縛っていたものがほどけて
生きるのが楽に楽しくなります。
不思議に、嫌いだと思ったいた人が、そうでもなくなる、
という、いいおまけもついてきます。