ニーバの祈り
ニーバーの祈り
主よ
変えることのできるものについて、
それを変えるだけの勇気をわれらに与えたまえ。
変えることのできないものについては、
それを受けいれるだけの冷静さを与えたまえ。
そして、
変えることのできるものと、変えることのできないものとを、
識別する知恵を与えたまえ。
ラインホールド・ニーバー(大木英夫 訳)
アメリカの神学者、倫理学者ラインホールド・ニーバー(1892-1971)が
マサチューセッツ州西部の山村の小さな教会で1943年の夏に説教したときの祈り。
☆変えられるものを変える勇気と、変えられないものを受け入れる強い心を
そして、それを見分ける叡智を もてますように
これは、私の好きな言葉・アファーメーションのひとつです。糖依存がハラレベルの
ネガティブインテンションに関係していると気がついて、この言葉を思い出し、
正式なお祈りの出典と背景を調べてみました。
このお祈りは、有名な祈りなので皆さんも何処かで聴いた事があるかと思います。
興味深かったのは、戦前にニーバによって祈られたこのお祈りが、戦後アメリカ
断酒会のアルコール依存を断つ為の祈りの言葉として採用され
ここまで有名になったそうです。
アルコール依存と聴くと、どうしても感じてしまう磁場があります。それは
アボジリニやアメリカ大陸のネイティブの方のアルコール依存に共通した痛み。
失望と怒りの磁場
生きる望みを絶たれたやり場の無い絶望や怒り・くやしさ
立ち上がる力をなくし、その上で肉体に囚われて生きていかなければならない・
本来は祝福であるはずの肉体が檻になる そのような痛みです。
これは、私の通ってきた重金属中毒の痛みと共鳴してます。その副産物として
私にはタバコへの依存そして糖依存がありました。
私は、この磁場に同調するとなんとも自分が無力に感じて 切なくなります。
改めて、深い場所で傷つき、闇にのまれてたとしても、それを乗り越えて、
生きていける力と勇気・そして愛を人が持てるように (私を含めて)
その力を自分の内側に見いだせるように 祈りたいと思います