天と地の守り人
- 作者: 上橋菜穂子
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2011/05/28
- メディア: 文庫
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先日「闇の守り人」の漫画を読んでから
はまってしまい、そのままシリーズの最後まで読みました。
今、あまちゃんロスならぬ 守り人ロス状態です。笑
そこまで集中して読まにくてもいいと我ながら思うのですが
守り人の世界に引きこまれてしまいました。
魅力は大河ドラマ的にそれぞれの登場人物の背景と視点があり
幾つもの思惑が絡んで物語がすすんでいくところですが
それを支える全体を通してのまろやかな作風、視点・も魅力です。
母性やマザリングアースと言った物語を外から包む世界観をかんじます。
日々の営みがしっかりと描写されているからかもしれません
当初読んでいた3巻まではバルサが主人公だと思っていたのですが
最後まで読み通すと チャグム皇子の成長物語にもなっていて
子供が巣立って行く時のほろ苦さもかんじて
よけいに ロス状態なのかも。
お勧めです。